VAT69 (バット69) 40° 700ml

Vat69は1882年にリース生まれのブレンダー、ウィリアム・サンダーソンによって立ち上げられた蒸溜所。
彼は100のカスクをヴァッティングし、友人たちを招待してブラインドでテイスティングさせた結果、69番目のカスクが満場一致でベストとされこの名前が採用されました。
その後、DCL(デアジオ)によるグレーンウイスキーのほぼ独占状態を打破するため、サンダーソンはアバディーンシャーのグレンガリオック蒸溜所を買収し1885年にはエディンバラのノースブリティッシュ蒸溜所の設立を支援します。

禁酒法廃止後の1933年、ロンドンのブース・ディスティラーズと合併しアメリカで最も人気のあるウイスキーとなりましたが、その後、両社はDCLの傘下となり、今は子会社として活動しています。

現在のレシピには約40種類のモルトとグレインが含まれており、スタイルは軽く、バニラの甘さとバランスが取れています。
Vat69は『アワマン・イン・ハヴァナ』などの映画に登場し、1970年代にはハリウッドの悪役たちに人気がありましたが、アメリカではテレビドラマ『バンド･オブ･ブラザーズ』のルイス・ニクソン大統領が愛飲していたことでよく知られています。