ほとんどの人は知らないと思いますが、粉末になったアルコールで、水に溶かすとお酒になります。もちろんお酒なので酒屋さんでしか販売ができないのですが、当店も酒屋の免許をとって初めてそんなカテゴリーがあるということを知り調べたらあったというくらいマニアックなお酒です。
粉末酒とは
酒の香気成分とアルコールをそのまま残し、水分だけを特殊な方法で取りのぞきました。理論的に不可能とされていたこの技術の発表はセンセーショナルな話題を呼び起こし、“SATO”の名をグローバルに知らしめました。なお、粉末酒は酒税法でも正式に酒として承認されており、1980年代に世界主要17ヵ国で製法特許を取得しました。粉末酒を世界で初めて製造したのは、私たち佐藤食品工業です。
不可能を可能にした独自の技術力が食の可能性を広げていきます。
サトウ食品工業
とあるように佐藤食品工業と言う会社がアルコールを粉末に出来る方法を開発したのがきっかけでウォッカ・ラム・ブランデー・ワイン・白ワイン・清酒・みりんの7酒類あるようです。
通常ならケースや何本といった方法で注文するのですが、粉末酒はkg単位で注文することになります。
なかなか面白い感じがしますね、弊社でも取り扱いたいと思いましたが、1ロットが15kgと多いので食品工場などで麺つゆや焼肉のタレなどを製造するのに利用されることを前提に考えられているようで一般の酒屋さんには並ばないのでしょう。
でも面白そうなので取り扱いたい気持ちはありますが・・・。
ウォッカならカクテルに使えるのでは?
清酒やワインなど味の好みがはっきりと出るお酒を粉末にしたらいくら水で戻して飲めるようにしても風味が嫌いとか合わないという人もいるので中々きびしいかもしれませんが、ウォッカなら風味や味もそれほど無いので、カクテルを作る際に使えば濃厚な味のカクテルに出来るのではと思います。
スクリュー・ドライバーのレシピ
氷を入れたグラスに上記の材料を注ぎ、軽く混ぜて完成です。
材料:
ウォッカ 45ml、
オレンジジュース 10ml
豆知識:
テキサスで働く労働者たちが、かつてウオッカとオレンジジュースをマドラーの代用としてネジ回しで混ぜて飲んだことから名付けられたそうです。
ウォッカの水分で味が薄まる
ウォッカ45mlということは、仮にアルコール度数40%とすれば、45ml×40%=18mlがアルコールで残り27mlが水分ということなので10mlのオレンジジュースに27mlの水分を混ぜているのと同じなのでは?
ウォッカを粉末酒に変えれば濃厚なカクテルになるのでは?
どれくらいの割合を入れれば40%のウォッカになるか判らないのですが、オレンジジュースの量を55mlにして適量のウォッカの粉末酒を混ぜれば濃厚なスクリュードライバーが出来上がるはず。
どこかのショットバーで実験してもらえないかな
もし実験してもいいよと言う奇特な飲み屋さんがあれば当社で粉末酒を用意しますので、ご連絡いただけないでしょうか。
できればプロの味覚で確かめてもらって出来ればお客さんの反応も聞いてみたいです。
お問い合わせお待ちしています。
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