ろくでもない、素敵な酒あります



アメリカでバーボンを造っている蒸溜所 Vol.1

投稿者 : 杉本昭博 on

 先日のブログでもちらっと書きましたが、

アメリカにあるバーボンの蒸溜所をピックアップしたのでご紹介したいと思います。

大小合わせて、約600位の蒸溜所がありました。

中にはジャック・ダニエルや、ウィレット蒸溜所などの大手もありますが、日本では売られていないようなマイクロディストラリーのバーボンなど、日本で言う地酒のような雰囲気のバーボンがありましたので

もしアメリカに旅行にいかれる際には、観光に行ってもいいかもしれませんね。

バーボンといえばケンタッキー州やテネシー州を思い浮かべられるかもしれませんが意外とアラスカやハワイ、ニューヨークなどにも蒸溜所がありました。

旅行などで訪れやすいように州ごとにまとめています。第一弾はアーカンソー州から、

アーカンソー州

アーカンソー州は、ミシシッピ川流域にある米国南部に位置するので気候は温暖、州都はリトルロック。
北はミズーリ州、西はオクラホマ州、テキサス州、南はルイジアナ州、南東はミシシッピ州、東はテネシー州に面している。
当時フランスによる植民が行われていた為、先住民の言葉で、「川の下流に住む人の土地」を意味する「アカカズ」をフランス語読みで「アーカンソー」となった。
州内にはオザーク山脈やオワチタ山脈、60エーカーを超える湖と1万マイル近い河川があり、都会の喧騒から逃れて自然に浸りたいアウトドア愛好家にとって理想的な旅行先である。
リトルロックには、ビル・クリントン元大統領が任期中に携わった資料を所蔵するクリントン大統領センターがあります。

 

クリスタル リッジ

クリスタルリッジ蒸留所

引用: https://crystalridgedistillery.com/

クリスタル リッジ
CrystalRidgeDistillery/
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銘柄 バタースコッチ/ラバキック

 クリスタル リッジについて
もともと、クリスタルリッジ蒸溜所のあるホットスプリングス国立公園は、1920年代のアメリカで実施された禁酒法時代に アル・カポネのような伝説的なギャングから、メジャーリーガーのベーブ・ルースのような有名人まで、 ギャング、ギャンブラー、政治家たちが、違法なアルコールの生産と流通で利益を得ようとしたホットスポットだった。

そんな、禁酒法も終わり、アーカンソー州に合法的な蒸留所が戻ってきたことで、ダニー・ブラッドリーは妻のメアリーと息子のアッシャーとともに、歴史的なF.C.ステアンズ倉庫の跡地にクリスタル・リッジ・ディスティラリーが誕生させた。 ムーンシャインの伝統的蒸溜酒を作ることを決意し、ホットスプリングスでの蒸留のルーツを現代の技術と最高の蒸留方法と融合させ、滑らかで豊かな風味を持つプレミアムスピリッツを製造している。

 

デルタ ダート

デルタ ダート蒸留所

引用: https://deltadirtdistillery.com/

デルタ ダート
deltadirtdistillery/
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銘柄 デルタ ブルース バーボン

 デルタ ダートについて
デルタ・ダート蒸溜所は、アメリカ国内で最も豊かな農地であるアーカンソー・デルタに位置する家族経営の小さな蒸溜所で。

同じ地域で栽培した農産物と穀物を使って本格的なスピリッツを蒸溜するという、アメリカの蒸溜業界においてもユニークな存在なウィリアムズ家はアーカンソー州に4世代にわたってフィリップス郡で農業を営み深く根付いた家系です。

1800年代後半にジョー・ウィリアムズが86エーカーの土地を小作し、1949年彼は綿花と自家製密造酒で稼いだお金で小作人から農場を購入するオーナーにまで上り詰めたのである

 

ホットスプリングス

ホットスプリングス蒸留所

引用: https://www.hotspringsdistilling.com/

ホットスプリングス
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銘柄 ベア クラップ バーボン/フォールズ クリーク ホワイトウイスキー

 ホットスプリングスについて
ホットスプリングス蒸溜所は2018年に設立された比較的新しい蒸溜所です。

そのルーツは、父親のキースと息子のスコットがスコットランドの多くの蒸溜所廻り感動したことに始まり、帰国後ケンタッキー州の大手メーカーから全米の小規模クラフトメーカーまで、可能な限りすべての蒸溜所を訪問し、彼らがバーボンを蒸留するための知識を得ました。

そしてホットスプリングス・ディストラリーは活動を開始し、その哲学は世界中の有名なウイスキー・ブランドやアルコール製造技術のベストプラクティスを取り入れ、ユニークな方法で組み合わせています。

また小規模であることを強みに、古典的なアメリカン・スピリッツに独自のアレンジを加えた複数のウイスキーを造っています。

 

ロック タウン

ロックタウン蒸溜所

引用: https://www.rocktowndistillery.com/

ロック タウン
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銘柄 コラムスチルコレクション

 ロック タウンについて
ロックタウン蒸溜所は2009年にフィル・ブランドンと妻のダイアナがアーカンソー州リトルロックで始めた蒸溜所で、 目指したのは、全米のどんな一流メーカーにも負けない、天然素材を使った手頃な価格の製品を作ることだった。

そして "Our Passion Is Our Spirit "(私たちの情熱は私たちのスピリット)というフレーズが生まれ、2013年、ロックタウン蒸留所は初めて国際的な舞台で認められることとなり 、2013年、サンフランシスコのWSC(ワールド・スピリッツ・コンペティション)でバーボン、ジン、ウォッカが受賞した。

アイオワ州

アイオワ州は、ゾウの顔の高さにまで成長したトウモロコシ畑が広がり、穀物で育てられたやわらかい豚肉が特産のアメリカ中南部の州です。

また、バーボンだけでなくワインなどの蒸溜所も多くあり、2025 年 7 月 31 日まで、アイオワ・ワイン、ビール、スピリッツ振興委員会は、 3つのパスポートに記載されている蒸溜所にチェックインすると獲得できる賞品を提供してるそうです!

残念ながら「合法的な米国居住者が対象」とあるので日本人は対象外です・・・orz。

 

キャッツアイ

 キャッツ・アイ蒸溜所

引用: https://www.catseyedistillery.com/

キャッツアイ
johnbsys/
catseyedistillery/
銘柄 オブタニウム カナディアンウイスキー/ナシフ ファミリー リザーブ

 キャッツアイについて
キャッツアイ蒸留所は家族経営でやっているマイクロ蒸留所であり、その使命は、競合他社よりも高い価値を提供する、真に素晴らしい味わいの製品と、世界中の高品質な樽から作られた真にユニークなソース製品を作成することです。

オーナーの一人であるジョン・ベイカー氏は、以前はヴァンビューレン郡のハニークリーク蒸留所で働いており、そこで製品を蒸留する最初の経験を積みました。

それ以来、彼はかなりの研究を行い、コロラド州の 22 の異なるマイクロ蒸留所の所有者と会い、何がうまくいき、何がうまくいかないのかを確認しました。

多くの実験を行った後、彼らは最初のウイスキー製品「エッセンス オブ アイオワ」をリリースし、続いて「クルプニク」をリリースしました。

 

シダー リッジ ワイナリー&蒸留所

 シダー リッジ ワイナリー&蒸留所

引用: https://crwine.com/

シダー リッジ ワイナリー&蒸留所
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CedarRidgeIowa/
銘柄 スリップノットNo9

 シダー リッジ ワイナリー&蒸留所について
2005 年、ジェフ クイントはトウモロコシ生産が米国内で第一のアイオワ州でシダー リッジは、禁酒法以降、アイオワ州で最初に認可された蒸留所です。

2010 年に最初のウイスキーを発売してから、アメリカ蒸留協会の「2017 年ディスティラー オブ ザ イヤー」や 2016 年のニューヨーク ウィスキーで「ベスト アメリカン クラフト ウイスキー」などの複数の賞を受賞しました。

ウィンスロップにある自社の家族農場で栽培されたトウモロコシと穀物を現場で保管および製粉しています。

麦汁は発酵、蒸留され、使用済み穀物は地元農家の飼料として取り出され2回蒸留することで、より高い度数で不純物を除去することが出来、よりクリーンで飲みやすいウイスキーが生まれます。

 

デナー ディストラリー

 デナー蒸留所

引用: https://www.instagram.com/dehnerdistillery/

デナー
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銘柄 クーパークロス

 デナー ディストラリーについて
2024年2月24日現在では、ホームページを見る限り現在進行中で蒸溜所を造っているようです。インスタに建造中の写真を載せられていますので、フォローしてチェックしていきたいと思います。

 

ミシシッピ リバー

 ミシシッピ リバー蒸留所

引用: https://www.mrdistilling.com/

ミシシッピ リバー
mrdistilling/
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mrdistilling/
sriverdistilling/
mrdistillingco/
銘柄 コーディ ロード シングルバレル バーボン

 ミシシッピ リバーについて
ミシシッピ リバー蒸留所は2010 年に 2 人の兄弟によるユニークなアイデアとしてスタートしました。

ミシシッピ川のほとりの中心部に位置し生命が水の流れと密接に結びついた、家族経営のマイクロディストラリーです。

地元の農家から調達した最高級の穀物から、大衆向けではないバーボン好きのための、ゆっくりとピュアなお酒造りをしています。

 アイダホ州

ポテトで有名なイメージがありますね、「Boise Fry Company(ボイシ・フライ・カンパニー)というフライドポテト専門店もあるくらいポテト栽培が盛んな地域と言うこともあり、日本でも定着したようです。

ケーニッヒ&ワイナリー

 ケーニッヒ蒸留所

引用: http://www.koenigdistillery.com/

ケーニッヒ&ワイナリー
spirits.koenigdistillery/
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銘柄 セブンデビルズ ストレート バーボン

 ケーニッヒ&ワイナリーについて
オーナーのアンディ・ケーニッヒのルーツはヨーロッパにあります。アンディはオーストリアのルステナウに3年間住んで梨、リンゴ、プラムが、古くから伝わる蒸留技術を勉強しました。 2世代前の大恐慌時代に母親の家族が定住してワインを造っていたサニースロープで、北西部の最高級の果物が栽培されており、この高品質の果実を伝統的に蒸留して世界クラスのブランデーを作るというコンセプトが、アンドリューがケーニッヒ蒸留所を建設する基礎となりました。

 

ウォーフィールド

 ウォーフィールド蒸留所

引用: https://drinkwarfield.com/

ウォーフィールド
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銘柄 ウォーフィールド オーガニック アメリカン ウイスキー

 ウォーフィールドについて
最高級のオーガニック原料のみを使用して製品を作ることに尽力している蒸溜所で、レストランも併設していて、4 つの異なるイベント スペースを備えたウォーフィールドは、20 人の友人の親密な集まり、 50 人の企業会議、または 400 人のゲストが集まる結婚式に対応できます。

各スペースからは周囲のウッド リバー バレーの比類のない景色を眺めることができ、ウォーフィールドの料理長は、季節の空き状況に基づいて各イベント メニューを作成しゲストにユニークな料理体験を提供します。

旅行などで訪れた際は立ち寄って見るのもいいかもしれません。

バーボンだけでなくォーフィールドビールとスピリッツ、自家製カクテル、プレミアムワインなども楽しめるようです。

Vol.1は、おしまい。Vol.2に続く

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