ふと思ったことがあり、大手のメーカーが大量生産して大量に消費する時代が終って、これからの酒造りは規模が小さくなっていく気がする。
別に根拠があるわけでもないがなんとなくそんな気がする。
別に大手が潰れて、中小だけが残るのではなく、大手がごく少量のロットで拘りのクラフトビールだとか作りだしそう。
ワイン生産者
ワインの生産者は、自社の農場でぶどうを造りワインを仕込んで瓶詰めして斑馬している。
そんな、フランスのブルゴーニュ地方でブドウの栽培、醸造、熟成、瓶詰めまで行っているワイン生産者を「ドメーヌ」と呼びます。
似たようなもので、「シャトー」がありますが、ボルドー地方の生産者をこう呼びます。
地域によって呼び方が違うって面倒くさい。なんかフランス人って感じがしますね。
あと、シャンパーニュ地方のワイン生産者を示す「メゾン」というのも有り、更に細分化されているみたいで、何がなんだか・・・。
最後にネゴシアンというのも有り、こちらは、生産者から果汁や、出来上がったワインを仕入れて、瓶詰めして販売したり。
日本では問屋としてのイメージが強いです。
一貫生産が主流になる気がする
ワインの世界だと、自社の農場で作ったぶどうを醸造してワインを作るのがふつうですが、日本の酒造りはドメーヌやシャトーのように原料を自分たちで栽培すると言うのは少なく、殆どが農協などから仕入れていることが殆どです。
アメリカではドメーヌ・バーボンが流行っている
2000年頃から法規制が緩和され、蒸溜所を設立するハードルが下がっとことで、雨後の筍のごとく各地でマイクロディストラリーが出来ています。
そんな蒸溜所で行われているのは、少量生産が基本で、自社の農場で作った穀物であったり、近隣から仕入れたと言うことを全面にアピールしていることです。
地酒ならぬ、地バーボンが流行っているのです。
日本の場合農業は農協が強すぎて、農家が蒸溜所を造るにはハードルが高いのですが、農協には卸さず、自社で全てを使ってお酒を作ればそういった事も可能なんですが、なかなかそういった御仁は現れないみたいです。
色んな作物をを並行して栽培する
以前聞いた鹿児島の芋焼酎の酒蔵の話では、春に稲を植えて、秋に稲刈りをして、麦を植える、そして春に麦を収穫して、また稲を植える。
コレを繰り返しながら、並行して愛ている期間に芋などの作物も植える事で1年中なにかの農作業が出来ると言っていました。
そして、収穫した作物はすぐに酒にするために加工するのだそう。
そうすることで、劣化が最小限に抑えられるとのこと。
農協などから仕入れると、収穫から時間が立っているので、どうしても削り取らないと行けない部分ができ、その作業にも時間を取られ、使える部分も減るのでロスが大きい。
なので、収穫した作物はその日のうちに加工に回せばロスがかなり減るので一石二鳥になるとのことでした。
更に、悪くなって削り取られた場所のほうが栄養分が高いそうで、より美味しい酒になるのだとか。
トウモロコシは鮮度が命
トウモロコシって、収穫した瞬間から鮮度が落ちていくそうで、もぎたてのものをそのまま齧ると、メッチャ甘いそうです。
糖度がどうとかそういうレベルでなくホントに美味しいらしい。
そう考えると、もぎ立てのとうもろこしを使ってバーボンを作れれば最高に美味しいものが出来上がるのでは?
アメリカで流行っているものはいずれに日本にも来る
アメリカで流行っているものは時間が経てば日本でも流行る傾向にある。
一昔前なら10年くらい前にアメリカで流行ったものが日本に入ってきて流行るというパターンが多かったが、最近は情報が早いので、数年以内にもしくは即、日本でも流行るようになった気がする。
クラフトジンがブームだった
酒蔵が拘りのボタニカルでジンを造りました、と言っているのを見かけますが、マイクロディストラリーのマネして流行り出したのだと思うが、こちらも一過性のブームで終わりそうな気がする。
なぜなら、日本酒が売れなくなってきたので新たな商品開発のつもりだったのでしょうが、ビジョンがまったくない。
コンセプトや拘りと言ったものが見えないのに、小手先でやっている感が丸見え。
ウイスキーの蒸溜所が200箇所くらいある
準備中のモノを合わせるとコレくらいあるらしい、ジャパニーズウイスキーのブームが後押ししてコレくらい出来ているのだろうが、クラフトジンよりはまだビジョンがありそうなので、こちらは頑張ってもらいたい、できればバーボンを造るようなところも出来るとありがたいのだけれど。
私がこの記事を書きました