ろくでもない、素敵な酒あります



バーボンと言えばやっぱりターキー

投稿者 : 杉本昭博 on

私が初めて飲んだバーボンもターキーでした。

世界で一番売れているバーボンはメーカーズマークで、その他いろんな種類がある中でも一番好きな銘柄です。
そんなワイルド・ターキーについてまとめてみました。

ターキーの始まり

ワイルド・ターキー蒸溜所
引用:https://www.wildturkeybourbon.com/our-distillery/
創業者のトーマス・マッカーシーが数人で、1869年にケンタッキー州で最初の蒸留所を設立したのが始まり。
1905年にワイルド・ターキーの名前が商標登録されました後に、ジェームズ・R・ウィリアムズがこの蒸留所を購入しました。
登録された名前、ワイルド・ターキーは日本語に訳すと、野性の七面鳥ですが、それはウィリアムズの友人が狩猟旅行の帰りに立ち寄った際に振る舞われたバーボンがあまりに美味しく、
「まるで野生の七面鳥を飲んでいるようだ」と言ったからとか、言わないとか・・・。
まぁ、良くある名前の由来ですね。

やっぱりきた禁酒法

20世紀に入ると、アルコール禁止法が施工され、お酒が造られなくなりました(何故か消費量は増えた)、当時は工業用のアルコールや様々なものを造りなんとかやりくりして、この時期を乗り切たのですが。
第二次世界大戦中に、ウィリアム・グラント&サンズ社に買収されることになりました。
戦争も終わった1954年には、ウイスキーの需要が高まり、広告キャンペーンも功を奏し、ワイルド・ターキーは七面鳥が描かれたラベルの認知度も上がり、その名声を確立しました。

バリエーションが増える

1970年代に入ると、101という50.5%という半分がアルコールという高めの度数で、その風味も強烈ですが、アメリカ人の舌にマッチし、多くの愛好家を獲得していたのですが、それまでは樽を買ってきて瓶詰めするだけの会社になっていました。
リピー蒸留所の買収を行ってからは、蒸留から醸造までの工程を一貫して自社で行うタイプの蒸溜所に変わっていきます。
その後様々なタイプのものが造られていき、バリエーション豊かになっている。
私がお酒を飲みだした20代前半の頃には、ターキーと言えば、8年と12年、あとライくらいでした。
近年では、クラフトバーボンの人気が高まる中で、その伝統的な製法や味わいを守りながらも、
限定版やスモールバッチ、シングルバレルなど多種多様な人に愛されるようマーケティングキャンペーンなどを通じて、常に新たなファンを獲得し続けています。
日本人向け?
その中で、昔はなかったスタンダードと言うのも出てきていますが、こちらは度数が40%程度と、低めに設定されているのはお酒の弱い日本人向けに造られているのではと思っています。
やっぱり、アルコール度数が高いほうが美味いのに、弱いものを造るっていうターキーでらしさもなく、日和ってるなぁって感じます。

買収は続き現在はカンパリ

1980年にフランスのペルノ・リカール社に買収されたのち、
2009年にイタリアのカンパリグループがペルノ・リカール社からワイルドターキーブランド及びその蒸留所を買収し、現在に至る。

ウイスキーミスト

そんなワイルド・ターキーの飲み方で私が好きなのは、ロックなどの大きめのグラスにクラッシュアイスを満タンに入れてそこにターキーを注ぐウイスキーミストです。
クラッシュアイスにすることで、急激に冷やす事ができ、最初はストレート、だんだん冷えてロック、最後に氷が溶けて水割りと3段階の楽しみ方が出来ます。
これをするなら度数が高い定番の8年などがオススメで、スタンダードなどでやるとパンチが弱く物足らない印象です。

バリーション

並行輸入されたものなど、数ある中でも定番で買えるものをピックアップしました。

定番の8年

 日本に入ってきた頃からあるド定番で、ターキーと言えばこれでしょう。

他に12年というのもありますが、90年代に日本限定で発売されていたのですが、2013年に終売されました。

その後、13年が発売されていたのですが、今度は2022年にその13年が終売になり代わりにまた12年が発売されるようになりました。

13年物は度数が45%だったのでマイルドターキーなどと揶揄されていたので、再度アジア向けに12年を再販するようになったのでは。

もちろん度数も101プルーフなので50.5%あるのでガツンとくる強烈な風味が魅力です。

バーボン

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スタンダード

こちらの派生でスタンダードというものもある、おそらく日本人向けに造られたと思われる、度数が40%まで下げられたモノ。

最近だとハイボールで飲まれることが多いので元々の度数なんて関係ないと言われそうだが、バーボンはロックでやる。

だから度数が低いターキーなんてがっかり。

バーボン

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ライ

日本に入ってきた頃からの定番ですが、こちらはコーンを使わず、ライ麦を主原料にして造られたウイスキー。

ウイスキーベースのカクテルに欠かせないライ麦がアクセントになりますね。

ライ・ウイスキー

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レアブリード

ウイスキーは60から80度程度まで蒸留してから加水して調整するのですが、こちらは加水されていないのに58%程度と低く抑えられているのはなせる業と言える。

バーボン

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アメリカン・ハニー

通常のターキーにはちみつを混ぜ、カラメル、オレンジ風味が特徴で度数も抑え気味にしたリキュール。

と言っても35%とリキュールにしては高めの設定だが、ノミクチが良いのでスイスイ行ってしまう。

アメリカン・ハニー

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 私がこの記事を書きました


杉本 昭博 プロフィールはこちら

四柱推命鑑定も出来る店主
若い頃にBARレモンハートと言う漫画を読んでショットバーに憧れお酒の勉強を始める。
2020年頃からお酒が飲めない体質になったが何故か酒屋を始める。

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