ろくでもない、素敵な酒あります



ウイスキーの気になることをまとめてみた

投稿者 : 杉本昭博 on

そもそもウイスキーって何?

原料の麦やトウモロコシなどの穀物を砕いて水に漬けて糖化し、アルコール化させ、蒸留器でアルコール濃度を高め、オークなどの木材でできた樽に入れて3年以上熟成させたもの。

要するに穀物と水を使ってアルコールを造って樽で寝かせたら琥珀色の液体が出来るということ。

ウイスキーの種類

大まかにモルトとグレーンに分かれています。

モルトは香り豊かで個性的な味わいが特徴で、グレーンウイスキーは軽快でスッキリとした味わいが特徴です。

モルト

シングルとブレンドがあり、大麦麦芽(大麦はでん粉を多く含んでいるので酵母ではアルコールに変えることは出来ないため発芽させ、麦芽にします)を原料にし、単式蒸留器を使って蒸留されます。

モルトとは大麦を発芽させた大麦麦芽のこと。

シングルモルト

一つの蒸溜所で造られた原酒のみをボトリングされたものを言う。

ザ・グレンリベット、マッカラン、グレンフィディック、山崎、白州、などがあります。

ブレンデッドモルト

シングルが一つの蒸溜所のものに対し、複数の蒸留所から原酒を仕入れてブレンダーと呼ばれる職人が複数の原酒をブレンドしてオリジナルのウイスキーを造ります。

シングルモルトを造っている蒸溜所も原酒の提供をしていることがあり、それらをブレンドするにはセンスも必要になってきます。

ボトラーズと呼ばれる、ブレンド専門業者もいて、なかなか奥が深いです。

バランタイン、ジョニーウォーカー、シーバスリーガル、などが有名です。

ちなみに、グレーンウイスキーとモルトウイスキーをブレンドしたもののブレンデッドウイスキーになる。

グレーン

多くがアメリカン・ウイスキーの部類に入ります。

トウモロコシ、小麦、ライ麦、大麦などの穀物を使って主に連続式蒸留機で蒸留されます。

バーボンやライ、コーン、ウィートなどのウイスキーがある。

バーボン

アメリカの法律に定めるバーボンの定義ではトウモロコシを51%以上含み、80度以下で蒸溜し、さらに内面を焦がしたホワイトオークの新樽で、アルコール度数62.5度以下で熟成したもの」とある。

ワイルド・ターキー、メーカーズマーク、ジムビームなど。

テネシーウイスキー
テネシー州で製造されていることと、「チャコールメローイング製法」と呼ばれる、蒸留後の原酒をサトウカエデの炭で濾過することとある。

ジャック・ダニエルなど

ライ

ライウイスキーはライ麦を51%以上使用する必要があります。

ブレット ライ、ホイッスルピッグ 10年 スモールバッチ・ライなど

コーン

原料の80%以上がトウモロコシで、アルコール度数80パーセント以下で蒸溜したものであることとある。

禁酒法時代の名残りのムーンシャインと呼ばれる密造酒が起源の物で、30日熟成と言うものもある。

アメリカで造られたものだけが、バーボンを名乗れるが、その他の国で造られたものは材料が一緒でもコーン・ウイスキーと呼ばれる。

メロウコーン、シエラノルテ コーン・ウイスキー、など

ウィート

 ウィート(小麦)・ウイスキー」は原料となるマッシュビルに使用される穀物の内、小麦の比率が51%以上で、チャーした新樽で熟成させたウイスキーとアメリカのウイスキー法で定義されている。

ウッドフォードリザーブ ウイートなど

ウイスキーの製造方法

フランス語ですが、字幕を日本語にすれば読むことが出来ます。

製造方法が詳しく説明されています。

 世界三大ウイスキー

スコットランドのスコッチ、アイルランドのアイリッシュ、アメリカのバーボンなどのグレーンウイスキーを世界三大ウイスキーと呼んでいるそうで、そこにカナダのカナディアン、日本のジャパニーズを併せて五大ウイスキーと呼ぶこともあるそうです。

スコッチ

「スコッチウイスキー」とは、スコットランド地方で蒸溜、熟成されたウイスキーの総称。

ジョニーウォーカー、シーバスリーガル、バランタインなどがスコッチの定番。

アイリッシュ

イギリス本島の西側にある島、アイルランドで造られたウイスキー。

スコッチウイスキーは蒸留が2回ですが、アイリッシュウイスキーの蒸留回数は3回行います。

ラフロイグ、ボウモア、など

不純物を3回目の蒸留でより取り除くことができるため、飲みやすさが特徴であると言われています。

アメリカン

アメリカで造られたウイスキー全般。

主にグレーンウイスキーが多い

ワイルド・ターキーやメーカーズマークなど

ここに追加されたものが5大ウイスキー

カナディアン

カナダで造られたウイスキー全般。

アメリカと同じくグレーンウイスキーがおおい。

スッキリした「ベースウイスキー」と香り高い「フレーバリングウイスキー」を熟成前にブレンドして造るのが一般的で、クセがなく非常に飲みやすいのが特徴です。

カナディアンクラブ、クラウンローヤルなど

ジャパニーズ

日本で作られたものを指すが、明確な定義がなかった。

海外から樽を仕入れて、日本国内でブレンドしたものもジャパニーズウイスキーと呼ばれていたこともある。

そんな中、洋酒を製造する国内のメーカーで構成される団体の日本洋酒酒造組合が、2021年に「ジャパニーズウイスキーの定義」 を決めた。

  • 原材料は麦芽を使用しなければならない事と、日本国内で採取した水を使うこと。
  • 製造は国内で行い、蒸留の際の留出時の度数は95%以下
  • 700L以下の樽で貯蔵。
  • 国内で瓶詰めし、40%以上のアルコール度数で有ること。
  • 色調の微調整のためカラメルの使用を認める

ブランディングにもなりウイスキー愛好家の指標にもなるだろう。

カスク

カスクとは、ウイスキーの熟成に使う木製の樽のことを言い、主にスコッチやアイリッシュなどのウイスキーでこう呼ばれています。

日本語だと、熟成樽です。

バーボンやカナディアンなどはバレルと呼ばれています。 

カスクストレングス

一般的なウイスキーは樽熟成やブレンドが終わったものに加水してアルコール度数を調整しますが、加水せずそのままのものもあり、それをカスクストレングスとかバレスストレングスと呼びます。

大体が60%程度のアルコール度数で、なかなかヘビーです。

 まとめ

ウイスキーについてマトメてみましたが、奥が深すぎてほんの触り程度しかマトメられませんでした。

今度は、当店の主力商品のバーボンの事を掘り下げてマトメられたらと思います。

 

 私がこの記事を書きました


杉本 昭博 プロフィールはこちら

四柱推命鑑定も出来る店主
若い頃にBARレモンハートと言う漫画を読んでショットバーに憧れお酒の勉強を始める。
2020年頃からお酒が飲めない体質になったが何故か酒屋を始める。

0件のコメント

コメントを残す

コメントは承認され次第、表示されます。


TOP