昔から何でもコレクションする人がいます、王道の切手や古銭などから喫茶店のマッチ、駅弁の包装紙、箸袋や絵葉書などありとあらゆるモノのコレクターがいました。
弊社も古美術商なのでそういったコレクションを買取って欲しいというご依頼を受けることがあったりと目にする機会があるのですが、とくに多いのは紙モノと呼ばれる印刷物が多いです。
中には明治時代に使われたチラシの引札や表紙が木版画のセノウ楽譜など1枚で結構なお値段で取引されるものもありますが、酒屋のブログなのでココは酒に関する紙モノを調べました。
ワインのラベル(エチケット)を保管する
記念日に飲んだワインやヴィンテージものなど保管したいとお考えの方もいると思いますが、瓶ごと保管すると保管場所もとりますし、保管が大変なので、スマホで写真だけ撮って後は捨てるという方も多いのですが、やっぱり現物を残したいという方のためのテクニックで
ラベルだけを保管するための「ワインラベルレコーダー」というものがあります。
簡単に言うとラベルを瓶から剥がして台紙に貼り裏面にそのワインの情報を記入するという仕組みです。
早速購入し確かめてみました。
アマゾンで12枚入り1000円くらいで購入できました。
剥がすのは結構大変かも・・・
そうなんです、失敗が許されません。
剥がすときにラベルが破れたりシワになったりしてきれいに保管できないのです。
できれば特に保管する必要のないボトルで練習して、コツを掴んでから本番に臨んだほうが良いかもしれません。
いきなり本番で失敗したら・・・
方法
方法は購入した台紙に描かれているのでそのままやっても良いのですが、気泡が入りやすそうな方法だったのでオリジナルの方法で試してみました。
1.シールの端っこを剥がしてボトルに貼り付ける
2.台紙から剥がして、空気が入らないようにラベルの表面に貼り付けます。
3.台紙から透明シールを、ゆっくり指で抑えながら空気を抜くようなイメージで貼り付けていきます。
4.貼り付け終わったら、シールとラベルの間にまだ空気が残っているので、硬いモノ(お箸の上の方?)の部分で擦りつけました。
そうすると画層では分かりづらいですが、細かい気泡が抜けてしっかり張り付いたように見えます。馴染むまで5分程度待つ。
5.頃合いを見て破れないようにゆっくり瓶から透明のシールを剥がす。
※剥がしている写真をとり忘れました。
6.剥がしたラベルを専用の台紙に貼り付ける、裏面にそのワインの情報を記入し保管する。
剥がした後は薄皮だけが捲れたような状態ですので、半分は瓶に残っています。
シールはがしを使う事はできない
ラベルをきれいに剥がそうとしてシールはがしという溶剤を使う事を考えましたが、コレは使えませんでした。
確かに瓶からはきれいに剥がれますが、肝心のラベルがボロボロになります。
用途としては本体から邪魔なシールを剥がすためのものなので、シールを保管する用途には使えません。
シールに使われる糊の部分をアルコールなどの溶剤で溶かしているので全体の強度が無くなってしまい破れてしまいます。
仮に破れなくてもラベルレコーダーを貼り付けるときには溶剤のせいで引っ付きませんのでしっかり乾燥させてからでないと使えません。
ウイスキー用を作りました
ワインだけでなくウイスキーやその他の蒸留酒でも良いと思います、ラベルが新しくなったり、オーナーが変わったりするとラベルも変わりますので、新旧で飲み比べをする際の手がかりにするためにもラベルの保管はおすすめです。
一般的に売られているワインラベルレコーダーはワインの情報を記入するために作られているのでウイスキーのラベルの情報を記入するには物足りなさを感じるのでウイスキー用を作ってみましたA4用紙で2枚作成できます。
無料ですご自由に使っていただいてだいじょうぶですが、
引用などされる場合はご一報ください。
直接瓶に描かれたものは不可
もちろんですが、フォアローゼス・プラチナのように瓶に直接描かれたようなものには適用できませんので瓶ごと保管しかありませんね。
ただ、こういったボトルって意外とそのまま飾っても絵になるようなものが多いので捨てるのが忍びないです。
テキーラは手作りボトルが多い
南米は手作りガラスの生産が盛んなので、ボトルを手作りしているものが多いです。
アハトロ やポルフィディオ テキーラなどはすべて手作りで作られているので生産が追いつかず入荷が止まっているものも多いです。
フォアローゼスのプラチナや上記のテキーラの瓶などは一輪挿しに使って食卓に飾ると、夕飯が豪華に感じられます。
下駄箱の上なんかも良いですね。
家に帰ったときに一人暮らしでも花が出迎えてくれるという気持ちになれますからね。
私がこの記事を書きました